今回は変わった症例を紹介します。

 

これまで紹介している痛みの種類

特に当院が解決できる痛みは機械受容性疼痛です。

 

この痛みは機械受容器が過敏化することで

・少しの機械刺激(押された・触れられた等の刺激)を大きく感じ取る

身体を傷つける侵害刺激に対しても反応する

・機械刺激が生じているのに侵害刺激が生じていると感じ

など様々な刺激に対して間違った反応を示します。

 

また治療ではこの間違った反応を利用して治療をします。

通常機械受容器に反応するのは機械刺激のみです。

鍼は髪の毛のように細いですが、大げさに表現すると「小さなナイフ」

これは身体を傷つける侵害刺激に分類されます。

しかし機械受容性の過敏化が生じると

過敏化した部位(トリガーポイント)は侵害刺激である鍼刺激にも反応しますので

鍼でもトリガーポイントを見つけ出し治療することができるのです。

 

しかし…

なぜか高齢者の方の中にはトリガーポイントを鍼で刺激しても反応せず

マッサージなどの圧刺激のみに反応する患者様がいらっしゃいます。

この患者様は鍼で痛みの発生源である責任トリガーポイントを探すことはできません。

鍼の方が治療効果が高いわけではありませんし、鍼では治療できない患者様もおられます。

 

当院では患者様のご要望に応じて治療方法を柔軟に変更し対応しております。

鍼は苦手という方も鍼を用いずに痛み解消することは可能です!

お気軽にご相談下さい!