昨日は貫通触覚という原理を用いて
身体の深層部位を適切に触り分けているということを書きました。
今回は貫通触覚が生じる条件をご紹介します。
条件は
①触れられる接触面で運動が可能であること。
例えば指でTPに触れようとしている場合、その指を動かしながら触る必要があるということです。
②触る対象物と指の間に挟まれている構造物の圧縮率と指の圧縮率が押さえる力を強めて同じになること。
上図でいうと組織①と組織②の硬さと指の先端の硬さが同じになるまで強く押さないと
組織①・②を貫通してTPを明確に触ることができないということです。
これは何を意味するかというと…
組織①や②がもしとても硬い場合、とても強く押さないといけないため
患者様は嫌な痛みを感じるリスクが高く、治療を受けづらくなるということです。
そのため当院では先端の硬いツールを使用して治療することが多いです。
最初から硬いもので押せば、弱い力で押しても簡単に感覚は組織①・②を突破できるからです。
街中でよく「手もみが一番」みたいな謳い文句を目にしますが
きちんと原理・原則を学ぶと手もみが一番なんてことは言えないはずです。
当院は確かな知識・技術に加え
なぜ痛みが取れるのかを科学的に検証し治療しております。
ぜひお気軽にご相談下さい!