今回は機械受容性疼痛についてご紹介します!
この痛みの種類はあまり知られておらず、また有効な治療薬はありません。
よって病院で処方される薬や湿布では改善することができない種類の痛みです。
この痛みは最初痛みとして感じることはありません。
まずは肩こりに代表されるようなコリを感じさせます。
このコリ感は機械受容器の過敏化によって生じています。
訳の分からない単語が2つ出てきましたね。
簡単に説明します。
まず機械受容器について
これは身体を押された感覚(圧覚)や触られた感覚(触覚)、振動感覚、筋肉が伸びた感覚など
様々な身体に生じた刺激を感じ取るセンサーを言います。
次に過敏化について
これは敏感になった状態を言い、感作とも言います。
よって機械受容器の過敏化とは
様々な刺激を感じ取るセンサーが敏感になった状態を言います。
この状態ではコリ感を生じていますので、鍼やマッサージによって刺激すると
ただ押された、または鍼をチックと刺された感覚ではなく
ズーンと響く、なんとも言えない痛いけど気持ちいい感覚が生じます。
コリ感を刺激すると気持ちいいのです。
適切な刺激が入ることでコリ感の特徴である重だるさは解消されスッキリします。
辛い首・肩こりに悩まれている方々にはこの時点でとても感動していただけます。
しかし上記の説明では
機械受容器の過敏化が生じてもコリ感が生じるだけで痛みは生じていませんね。
機械受容性疼痛はどのように生じるのか?
コリ感との関係は?
長くなりましたのでまた次回書きます。